それいけ!うめちゃん先生

小学校/先生/青年海外協力隊/現職教員でも無給/パラグアイ/教育

考えるキッカケはそのへんにあふれてる

わたしはブログもインスタグラムも何気ない日常の

感じたことをできるだけ残しておきたくて、

その時感じたこと、考えたこと、アイデア、とか

ありのままで書いてる。

(ブログはサボり気味やけど…笑)

 

今、コロナウィルスの影響でパラグアイでは

行動制限があり、JICA事務所からは自宅待機が

言い渡されています。そんなわたしの朝の日課

ラインニュースを見ることと、メールチェック。

 

で、このニュースに出会った。

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このニュースの一文に何とも言えない虚しさ、

違和感を感じて、それを綴っておこうと思った。

「だれかの考えるキッカケになれば」という思いと共に。

先にこれはわたしの勝手な見解なので、そんな見方も

あるなぁぐらいに思ってもらえたら嬉しいです。

 

「望んだ結果でほっとした。」

被害者家族は大事な家族の命を奪われて、そのことが

どれだけつらいことか痛いほど感じていると思う。

その気持ちはわかるとは絶対に言えへんことやし、

でも、死刑が決まったこの犯人だって、誰かにとっては

かけがえのない命、かけがえのない存在であって。

 

この被害者家族の発言自体が悪いわけでなくて、

これは本当に素直な気持ちやと思う。

そのかけがえのない命を「価値のないもの」として

殺すことを決める国にわたしは違和感を感じる。

障がい者を「価値のないもの」として殺した犯人、

その犯人を「価値のないもの」として殺す国。

同じことしてるやんって思ってしまう。

 

そもそも何でも「価値のあるもの」と「価値のないもの」の

0か100でしか物事を見いひん、日本社会やからこそ

生まれたのがこの事件やと思う。わたしも含めて、

無意識でその空気に加担してる。

 

殺人は殺人でやり返す?

みんな絶対小学校で「やられたからって同じこと

やり返すん?」とか言われたことあるやろ。笑

「ううん、ちゃんと言葉でやめてって伝える」とかさ、

ちっちゃい子でも答えるやん?笑

そんなだれもがわかってるようなことを一番

残虐な形で国が肯定してる。あぁすごい国やな、日本。

 

でも、1年に数回しか「死刑制度」について考える

きっかけはなくて、わたしたちの無関心の上に

この制度は成り立ってると思う。いつからあるのかも、

「悪いことしたら殺される」が凶悪犯罪の防止に

繋がってるのかも、なぞなまま、続いてる。

 

考えてみたらそれだれのための制度なん?は

世の中にいっぱいあるんかも。

 

そうなにが言いたいかって、タイトルの通り

「考えるキッカケはそんへんにいっぱいあふれてる」ってこと!

自分のアンテナ次第で考えることもできるし、

それを発信することもできる。

 

日本の小学校で働いてたら絶対この話題子どもらに

投げかけてたなぁと思う。(もちろん何年生かによるけど)

 

そう言えば、この前おもしろいスペイン語の記事見つけて、

てか記事自体はそんなにおもしろくないけど、その下の方に

ついてたビデオがおもしろくて、小学生男女が

フェミニズムとは?」のインタビューに答える。

みんな自分の言葉で語ってておもしろい。

スペイン語話者の人ぜひ見てほしい)

elpais.com

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このビデオ。下の方にある。

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こんなふうに聞かれて答えてる。

そういう社会の出来事とか疑問とかにふれたり、

考えたり、意見言ったり、そういう機会を与えることが

学校の役割なんかなって思う。

わたしらがそういう機会を得たのって大学生とか?

おっそいよな。笑笑

 

その年での初体験か、小学生でその体験すませて

慣れてるかでは大きな違いやと思う。

まだまだいろんな可能性がある、公教育!

 

これからもアンテナはって色んなこと感じたい!

過激に感じた人いたらごめんなさい!

でもこんな一見、語りにくいようなタブーみたいな

こと、明るく話すのも大切やと思うねん!