それいけ!うめちゃん先生

小学校/先生/青年海外協力隊/現職教員でも無給/パラグアイ/教育

Choppfestに行くべし!

今週末、ドイツ系の移住地である「コロニア インデペンデンシア」で

行われたChoppfestに参戦してきました!

Choppというのは生ビールのこと。だから生ビールフェスです。

ほら、もう名前だけで最高に楽しい。

 

パラグアイには世界各地から移り住んできた移民たちが

自分たちの町を作って、それぞれの文化を継承しながら

暮らしています。(主にドイツ、日本、ウクライナとか)

 

このChoppfestもチケットを売るお兄さんがドイツ系で

超絶イケメンやったり、定員さんの会話はドイツ語やったり、

おもしろかったです。

 

さて、そんなChoppfest、なんとチケット120.000グアラニー

日本円にすれば2400円ほどですが、祭りの入場券と

考えるとここの感覚では結構高い!

f:id:umeboshisakita:20191105080141j:plain

せやしわたしは入場券買ったらビール何杯でも飲めると

勝手に想像してたくらい。笑

のちにそうでないことがわかってショック受けた。笑

 

で、なんでこんなに高いかと言うとChoppfestと言う名の通り、

「ビール×音楽」の祭典なんです!

そう、呼ばれていたアーティストたちはめちゃくちゃ豪華でした!!

 

会場に到着し、チケットを購入し、(当日までに買えば100.000グアラニー。)

いざ中へ!!ひときわ人が多いところに行ってみると、

ジョッキが販売されてて、「まさか…ジョッキを買わないと

ビールが飲めないのか…?」という思いがよぎり、

「絶対いらん!」って言ってたのに購入。笑

f:id:umeboshisakita:20191105080226j:plain

こちらが噂のジョッキ。それも高い。

のちにジョッキがなくても生ビールは飲めることが

判明、ジョッキの方がプラスチックのコップよりも

ついでもらえる量が多いということみたいです。笑

(でもプラスチックよりエコやし良し◎)

f:id:umeboshisakita:20191105080344j:plain

このチョリソーおいしかった。ビールも食べ物も全部食券制

ビール飲みながらステージの方へ。

溢れんばかりの人に驚き。

パラグアイ中から人が来るって聞いてたけど、

ほんまにそれぐらいいた感じした。

 

そこからはビールを飲みながら音楽を楽しみました。

もう歌ったり踊ったり喜び楽しさを全力で表す

パラグアイ人たちがかわいくてかわいくて

微笑ましすぎました!!

f:id:umeboshisakita:20191105080719j:plain

人が多い!!!左下にイスまでもが移動してるの見える?笑

ほんで途中からは自分たちでビールを買うのを

やめ、近くのパラグアイ人たちが誘ってくれる

ビールをひたすら飲んでました。

パラグアイではみんなで1つの缶やビールを

回し飲みします。間接キッスの連続!笑

でもそれがパラグアイ流の楽しみ方。

 

そしてこの日のわたしのお目当てのバンド

「Kchiporros」(カチポロス)

スカ系のロックバンドでめちゃめちゃ

楽しい体が動いちゃう系の曲がたくさんあります!

ほんまパラグアイ隊員だけでなく、中南米在住者は

Kchiporros聞くべき!!

f:id:umeboshisakita:20191105085514j:plain

パラグアイ発バンド!超有名!

もうほんまに彼らの演奏は最高に楽しかったです!

またKchiporrosのライブに行きたい!

f:id:umeboshisakita:20191105085558j:plain

念願叶った〜〜〜〜〜〜〜

そして満足して朝方帰路につきました。

大満足なChoppfestでした。

一緒に行ってくれたよーこさん、楽しみながら

わたしたちの面倒を見てくれた近くのパラグアジョたち、

ありがとうございました!

 

↓以下、この記事で言いたかったことを端的に↓

Kchiporrosの曲を聞くべし!

Kchiporrosyoutube,sportyで検索すべし!

open.spotify.com

Kchiporrosの曲をitunesでダウンロードすべし

・K…もういいか(笑)

・Choppfestは11月の1週目の土曜日

・Choppfestの情報はFecebookで検索して得よう

・アクセス方法は多数ある。

(今回わたし達はVillarricaを拠点にし、

Villarrica発の夜のバスで会場入り、直通のバスが出る。

帰りは朝7:00と言われて眠すぎて無理ってなって

タクシーで帰った。他にもアスンシオンから直通のツアーもある。)

・コロニアインデペンデンシアに滞在するのが1番!早めに宿を確保すべし。

・チケットは事前に買おう(でかい都市の銀行でお金払う感じのやつ)

・ジョッキは踊るとき邪魔になるから買わなくていいと思う。笑

(今回はよーこさんがわたしの代わりにずっと持っててくれた。笑)

 

てことでパラグアイ在住の方は、

来年ぜひ行ってください!行くしかない!

 

1週間満喫パタゴニア旅行

わたしたち青年海外協力隊のありがたい制度

年に20日間ある「任国外旅行」の制度がこの10月から変わり、

世界各国、これまで行けなかった国に行けるようになりましたね!

 

そして、中南米在住の人には全力でおすすめ

したいのが、アルゼンチン・チリの南部にある

パタゴニア地方」!!!!

(チリも暴動のため当分の間入国禁止になっちゃいましたね)

 

日本のみんなもお尻痛くなりながらおいで〜!

(なんせ遠い!)

でもパタゴニアに行ったら、パタゴニア

恋しちゃうこと間違えなし!!

あぁ〜もう1回行きたいなぁ〜!!

 

おすすめするためにも4月中旬に1週間行った

パタゴニア一人旅残しておきたいと思います!

わたしは4月中旬、セマナサンタ(イースター休暇)を

利用して、パタゴニアへ。

パタゴニア夏に行くのがおすすめされている。

(夏は天気が安定していて、雨も少なく日中は暑い)

 

4月末は秋で、パタゴニアのベストシーズンから

ずれている。5月中旬頃からはもう色んなツアーが

やってなかったりするみたいやから、要注意!

でも秋のパタゴニアめっちゃ良かった!!

ほらもうこの写真で惚れ惚れしちゃう〜!

f:id:umeboshisakita:20191104112022j:plain

紅葉がきれいすぎるフィッツロイまでの道

この記事では1週間の行程と見どころを紹介!

1日目:移動日 アスンシオンブエノスアイレス→エルカラファテ

エルカラファテはアルゼンチン側のパタゴニア地方の主要な街

 

2日目:氷河を見に「Parque Nacional Loa Glaciares」へ

パタゴニア地方でも有名なのが、ペリト・モレノ氷河

わたしは現地で1秒も無駄にしたくなかったので、

現地でツアーを申し込む手間を省くために、事前に

ネットでツアーを申し込んで行きました。

予約したサイトは「Hielo&Aventura」

https://hieloyaventura.com

f:id:umeboshisakita:20191104112124j:plain

美しい!

青空×氷河×湖が最高

 

昼からは氷河トレッキング。

これは2種類あって、簡単に言うと氷河の上を長く歩きたいかどうか。

わたしは短いので十分やなぁと思って1時間半ぐらい氷河の上を

歩けるコースを選択。(なんせアイゼンも重い。笑)

f:id:umeboshisakita:20191104112210j:plain

短い方で十分満足でした。個人的には。

f:id:umeboshisakita:20191104112419j:plain

良き出会いに恵まれました

3日目:「Parque Nacional Torres del Paine」へ

この日はチリ側へ日帰り。チリ側もゆっくり楽しみたかったが、

なんせ時間が足りなかったので、これまたツアーで

公園内の見どころを回ってくれるやつでビューンと行きました。

f:id:umeboshisakita:20191104112521j:plain

強風やでーポーズ

なんせ強風!このブログに動画載せれへんのが

残念やけどほんっっっまに強風!それしか言うことない!笑

 

4日目:山々へのトレッキングの本拠地となる「エルチャルテン」へ移動

エルカラファテぶらぶらしてバスで移動。(3時間ぐらい?)

朝日に照らされる「フィッツロイ」を見るために早めに就寝

(フィッツロイはパタゴニアのマークにもなってるかの有名な山)

 

5日目:いざ「フィッツロイ」登頂へ!

夜明けに出たんやけど、真っ暗一人ぼっちスマホの灯りで

どうしようもない不安と共に歩き出す。

2〜3時間歩いて、途中で小雨が降り出して

「もう無理やーー!!」と心が折れ下山開始。

(まだ暗くきれいな山の景色を一切見ることなく。笑)

 

しかーーし!そこで先日お会いしたトレッキングがご趣味の

日本人ご夫妻に再会し「この山の景色を見ずに下山するなんて、

そんなもったいないことはない!」と言う熱弁のおかげで

再び登り出す。(ただただ無駄に登ったり下ったり。笑)

 

そして見れました!

赤く染まるフィッツロイ!

f:id:umeboshisakita:20191104112625j:plain

ほんまに感動したなぁ。

朝は雲がかかってたけど、お昼あたりにはとうとう

見せてくれました、その全貌!!パタゴニアファン嬉しかったです。

f:id:umeboshisakita:20191104112721j:plain

知らんお兄さんの後姿絵になりすぎちゃう?笑

そしてこの景色!紅葉がきれいすぎるので、4月末、

本当にオススメです!この景色に満足したわたしは

頂上まで行かず。笑

最後の坂がきついらしくその手前でUターン。

(どこまでもあかんたれ。笑)

f:id:umeboshisakita:20191104113023j:plain

 でも、ぜひ頂上までみなさんは行ってください!

素晴らしい景色が待ってます!(見てないけど。笑)

 

バスの時間もあったので、下山して、クラフトビール

二杯ひっかけて、バスでエルカラファテへ帰還。

f:id:umeboshisakita:20191104113115j:plain

絶品☆☆☆

6日目:朝から飛行機で最果ての街「ウシュアイア」へ

ここは夏の間はクルーズ船でペンギンの赤ちゃんとか

海の動物が観れると有名。わたしは動物たちには興味ないのと、

もう時期も終わりペンギンに似た鳥しかいないということで街ブラ。

この旅行初の雨。凍えるほど寒かった。

天気良かったら景色も最高でもっと楽しめたやろなぁと残念でした。

f:id:umeboshisakita:20191104113242j:plain

天気わるっ!笑

7日目:ウシュアイア→ブエノスアイレスアスンシオン

帰国しました、パラグアイに。

f:id:umeboshisakita:20191104113324j:plain

飛行機乗り換えだけしたブエノスアイレスの都会さ

とまぁ、わたしのパタゴニア一人旅でした。

今まで出会ったことない自然に出会い、

自然ってすごいなぁってめちゃめちゃ感じて、

パタゴニア地方に感銘を受けて、アウトドアブランドを

立ち上げたPatagoniaやThe North Faceの創設者の

気持ちもわかるなぁって思ったミーハーでした。笑

 

是非ぜひZEHIパタゴニア地方行って見てください!

自分の中に、小さな変化を感じる

先週末、大きな台風が通り、多大なる被害が出た日本。

未だに死者は増え、避難している人がたくさんいる。

そしてまた今週末、大きな台風がきてると言う。

「便利な生活」のしわ寄せが自然災害として

今、猛威をふるっているのかもしれない。

 

ここパラグアイで、わたしはネットでニュースを読み、

日本で起きていることを追うことしかできない。

「何かしたい!」と思うものの、直接的なことは

難しい。そんな先週の月曜日!(10月14日)

パラグアイではまとまった恵の雨が降り、

(ほんまに今年は雨が少なすぎる問題)

多くの子どもたちが学校に来なかった。

 

と言うのも、パラグアイでは、校区が広すぎて、

みんなバイクや車でおうちの人に送ってもらって

学校に来ている。私の任地は未塗装の赤土の道が多いので、

雨の日やその前後にバイクに乗ろうものなら滑って危ない。

 

もちろん学校に来ない理由はインフラが整っていない

ことだけでなくて、雨の日は学校が休みになっていた

昔の「文化」の名残りもあると思う。

 

そんな雨の日にも頑張って学校に来る子たちがいる。

でも子どもが揃わない日は、先生たちもお休みモード。

だから授業は復習ばかりでつまらない。

(わたしも普段通りの活動はできない。)

 

前から雨の日に頑張って来た子たちが

「今日学校来て良かったー!」って思える日に

したいなぁと思ってて、ついにこの前の月曜日、

来た子たちがそう感じられるようなことができた!

 

台風のこともあり、日本のために「何かしたいなぁ」と

うずうずしてたわたしは、

「今日来た子たちと平和の象徴折り鶴折って、

それで日本国旗作って、がんばれ日本!ってムービーとって、

1つにつなげてSNSにアップしよう!」と思った。 

f:id:umeboshisakita:20191022111501j:plain

みんなでハイチーズ!

f:id:umeboshisakita:20191022111545j:plain

味があって結構すき。

パソコンで台風の写真や動画を見せ、

「みんなの力を貸してほしい!」と言った時の

子どもたちの「もちろん!」という顔、

逞しくて嬉しかったなぁ。

 

せっかくなら、パラグアイの他の教育機関

働くみんなにも声かけて、自分の学校だけじゃない

ムービーができたら…って軽く思って、

教育部会のみんなに声かけたら「送るよー!」と、

締め切り2日以内とかにしたのに、みんな協力してくれて

それもまた嬉しかった。

 

f:id:umeboshisakita:20191022111649j:plain

わたしのスマホかわい子ちゃんであふれてます

あのFacebookにあげたムービーが誰かに少しでも

元気を与えることができたら嬉しいなぁと思う。

 

さて、このへんでタイトルに戻って、

何が「自分の中の小さな変化」なのか、というと、

わたしはもとから「よーしこれやろう!」って先頭に

立って風切っていくようなタイプじゃなくて、

もとからある土台に乗って、その一部を補うタイプ。

 

今回は小さな思いつきやとしても、それを形にできて、

動画も再生回数が1000回を上回った。

嬉しい自分の中の小さな変化だなぁと思う。

そんなふうに自分を認めながら活動できていることが、

この異国でいやにならず楽しみながら活動できている

秘訣かもしれないとか思ったり。

 

f:id:umeboshisakita:20191022111806j:plain

わたしの任地の写真。がんばろううめだ!

いつも心に秘めている「大きな変化より小さな変化の連続」

これは自分に一番言えることやなぁと思う。

軽く考えて、とりあえずやってみるぐらいの気持ちがいい。

 

そんなことに気づかせてくれたあのムービー作りでした。

協力してくれた人、シェアしてくれた人に感謝です。

ど根性協力精神パラグアイ社会と日本社会

この前の記事書いたあとも考えてて、そういうことかー!

って自分でなったことも書き残しておきたい。

(移動中のバスで書いたラフな感じ)

↓この前の記事はここから

umeboshisakita.hatenablog.com

 

ここパラグアイにある住民間のなんとかしようど根性は、

多くの人を生きやすくしてると思った。

困ったら「困ったー!助けてー!」と言いやすい。

それを受け入れてくれる周りの空気があるから。

というか助け合うのが当たり前やから。

 

もちろんそれの反動でバスの中には

「娘が重病にかかってしまって...治療費が高額で...」と

ほんまかうそかわからない話でお金を稼いでる人がいっぱいいる。

(パラグアイ人いわく、そういうのはほとんど嘘

やから実際の知り合いにだけお金出したりするって言ってた)

 

そんなパラグアイに対して日本は、社会制度が

確立されてる分、困っても「助けてー!」と言えない。

保険払ってなかったら払ってないあなたの責任です、やし、

制度や枠からはみ出る人はめっちゃ生きにくいと思う。

 

その背景にあるものに目を向けるのではなく、

その払ってない事実や結果にフォーカスされる。

だから孤立して、孤独死したりする人もいるんかな。

 

先日お笑い芸人さんのツイートでこんなんがあった。

f:id:umeboshisakita:20191019111629j:plain

 

やけに納得して、稼いでる額によって税金を納める額が

違うのは、厳しい状況で生活してる人まで社会制度が

届くようにかぁとめっちゃ納得したけど、

このツイートの影響で、この事実に出会う。

www.bbc.com

 

一体どんな国なんや日本。

人の命より大事なものってなに?

 

日本に帰ってからもやっぱり教育の世界で

ここでの生活での新たな視点とか、学びを

活かして働きたいなぁと思う。

その時の感情、考えを忘れないためにも「記録すること」

めっちゃ大事!

 

バリバリ働きながら勉強もしたいなぁ~と思う!

勉強欲がやばああああい!!!!

死を身近に感じた9月と人々の暮らし

パラグアイ「人々の暮らし」シリーズ化したいと思います!笑

どれぐらいまで続くかわからへんけど!

 

9月は、やたらと「死」を身近に感じた月やった。

お世話になっている先生の息子さんが

交通事故で亡くなってしまったり、

仲良しな4年生の子が交通事故にあって、

昏睡状態でまだ意識が戻ってなかったり…

 

f:id:umeboshisakita:20191013031803j:plain

去年のお祭りで一緒に撮った写真。左のぽっちゃり系男の子。赴任当初からどんだけ下手なスペイン語喋っても他の子と違って笑わず、いつも一緒に笑ってきた子の一人。ほんまにええ子。泣

日本やったら死なへんかなぁとか、

もう少しましな状況かな…とか、

すぐに救急車が来て、適切な対応がなされてたら…とか、

途上国であるが故に死のリスクは一段と高い。

 

そして、そんな死の近さと共に感じた疑問が、

パラグアイ社会保障制度とは!!」

わたしのスペイン語能力に限界しかなくて、

全然解明できひんかったけど、(笑)

わかったことと思ったことを綴っておきたい。

 

まず、人々は月々の保険料(保険料っていうの?

日本でいう給料から天引きされるやつか親が家族の分まで

払ってくれてるやつ)は、一般的には払ってない。

先生などの公務員は給料から引かれているみたい。

なので、公務員だけが使える病院がアスンシオンに存在する。

 

その病院でさえ、コネクションがなかったら、

手術を待たなあかんとか、薬ないとか

問題が山積みって言ってた…

 

じゃあ、田舎に住み、安定した収入がない人たちは?

 

全ての医療行為にお金を払うわけではないよう。

診察は無料、みたいなことを言ってた。

でも状況や医療行為によって、負担額が変わるよう。

 

例えば、骨折して骨にネジ埋め込むような手術は

そのネジは自分で買わなあかんくてめちゃめちゃ高いとか。

他にも、大きな病気にかかったら、診察はタダでも、

それに関わる検査や薬は全額負担でバカ高いとか。

 

とにかく、大きな病気や事故にあったら信じられない出費になる。

払えたもんじゃない。

わたしが聞いてもびっくりする高額請求だ。

 

じゃあどうするのか?

解決策は1つだ。

人々の協力で乗り切る

 

この前の金曜日の夜、めっちゃ静かな

わたしの任地で、フットサルのトーナメント大会があった。

事故にあった4年生の子の家族のためにお金を

集めるためです。

 

f:id:umeboshisakita:20191013032102j:plain

写真には写ってないけど、結構人いたよ。

その子のお兄ちゃんも事故にあってるので、

そのお兄ちゃんの同級生の高校生が企画運営し、

参加料を取り、食べ物を売り、くじ引きを売り…

 

みんな決して余裕がある生活をしている

わけではないけど、こういう時のパラグアイ人は

惜しまず少額にしろ高額にしろ、自分ができる範囲で

協力する。お金がないコミュニティから絞り出して

お金を集める。

 

そう、苦しみながらも何とか自分たちで

解決してしまうのがここの人たち。

デモとかあるのに、この病院とか薬の

システムどうにかしてよ!って訴える人は

いいひんのかなって思う。

 

すばらしい協力の精神やと思う一方、

自分たちでどうにかしてしまうからこそ、

システムがいつまでも変わらへんかったり、

汚職とか楽してお金をわんさか手に入れる人が

たくさんいるんやろなぁとか思ったりする。

 

苦しい層にいる人が苦しんで絞り出し、

また苦しむっていう無限のサイクル。

 

「もうどうにかせんといてー!」とか

思うけど、どうにかせな命を繋げない。

 

今度あるオリンピアーダ(運動会みたいなイベント)で

日本食売って、その利益をこの家族に寄付

したいとか思ってるけど、どうかな?笑

調子イイネ!Club de Matemática

前回のブログの記事を読んだ大学の先生から

こんな課題もらいました!

前回の記事はこちらから↓

umeboshisakita.hatenablog.com

f:id:umeboshisakita:20191006045044j:plain

いつも新しい視点を与えてくれる。

みなさんもぜひ考えてみてくださいね!笑

 

そう言えば冬が終わったパラグアイ

今年は1匹もピケ(スナノミ)飼わへんかったなぁ

って、嬉しいような寂しいような気持ちになった

わたしは一体なんなんやろう。笑

爆笑のピケ初体験はこちらから↓笑 

umeboshisakita.hatenablog.com

 

 

8月から新たな継続した活動が始まりました。

わたしは一個の学校に勤務なので、常時この学校に

いるのですが、難しいなぁと思うのが、

 

「同僚と協力した継続的な活動」と

「技術移転を意識した活動を実現する」こと。

(技術移転を意識するのはいくらでもできるけど、

ここで活きる方法で、これは有効や!と思ってもらえる方法を

嫌な感じなく伝えられる、見せられる)

 

そんな中、まさかの同僚の強い思いで、

「Club de Matemática」(算数クラブ)が始まりました。

この活動は、前任者がしていた活動で、要するに

「算数を楽しみながら学ぶ時間」です。

 

前は、希望者のみが参加していましたが、今年度からは

全児童対象に、30分間のClub de Matemáticaの時間が

週に1度あります。火曜日午後から1.2.3年生、水曜日午後から

4.5.6年生という時間割でやってます。

 

何がいいのかというと、どうしても授業はまだまだ

板書中心から抜け出せないので、子どもたちの

算数嫌いも激しい。

 

でも、この時間は教材を使って、

遊びながら楽しく学べる!算数しながら子どもたちの

「できた!」「楽しい!」「もっとやりたい!」の

いい顔がたくさん見れる時間です。

 

どんなことをしているか写真で紹介!

f:id:umeboshisakita:20191006045433j:plain

10の合成分解のパズル

 

f:id:umeboshisakita:20191006045538j:plain

できたぜぇ!な人たち

f:id:umeboshisakita:20191006045636j:plain

計算練習もするし

f:id:umeboshisakita:20191006045720j:plain

このmurallaっていうゲームは楽しく頭の運動になる(ここの子らは運動どころじゃなくて爆発しそうなぐらい頭使ってるけど。笑)

f:id:umeboshisakita:20191006045930j:plain

タングラムもするし、(創造力を鍛えるためでもあり辛抱して挑む学習でもある。笑)

f:id:umeboshisakita:20191006050154j:plain

グループで答えを求める活動もしたり。

 

もっと普段の授業スタイルに変化を与えたいけど、

それは難しいなぁとすごく感じる。

だからそれはぼちぼちいってる。

(てか先生たちみんな色んな枠組みの中、

頑張ってるんやよ!!)

 

ぼちぼち算数クラブからよりアクティブな学びを

取り入れたいなぁと考え中!

 

ホワイトボード使って、グループで答え考えてみたり…

今は基礎的な部分の補充という意味が強いから、

そこも大事にしつつ、「思考力」を育てたいなぁと思う。

どんどん提案していきたいと思います!

気候変動と野焼きと人々の暮らし

日本では、あまりニュースになってなかったかもしれませんが、

最近、ブラジルのアマゾンで大規模な森林火災が起きていた。

その火災がパラグアイまで届いたのか、そうでないのか

理由は定かではないけど、パラグアイのチャコ地方も、

森林火災が起こっていた。

f:id:umeboshisakita:20190930034523j:plain

チャコ地方の火災の様子

 

今年の天気はまさに、「気候変動」を感じるパラグアイ

雨がよく降るはずの冬なのに、去年に比べて圧倒的に雨が少ない。

雨が降らなさすぎて大地は乾ききってる。

寒くなったと思ったら暑くなって、の繰り返し。

パラグアイ人たちも「気候がおかしい」と言っている。

 

雨が全然降らなかった8月は、至るところで

「野焼き」されているのを見た。夜、となり町から

自分の町に帰る途中にごうごうと燃える草原。

f:id:umeboshisakita:20190930034616j:plain

これは昼の野焼きの様子

いつもバスで通る主要道路の道端が真っ黒こげ。

信じられないほど、燃やされていた。

f:id:umeboshisakita:20190930034653j:plain

真っ黒焦げ。

そして町は煙で覆われていた。

f:id:umeboshisakita:20190930034731j:plain

朝日の見えへん朝日。この週はずっと青空が見えへんかった。

 

ほんでわたしは思った。

「なんでこんなに燃やすんやー!!環境破壊やー!!

燃やすの禁止にせぇー!!」

 

でも、やっぱり燃やすのには理由がある。

わたしの住む町は酪農が盛んで、みんな牛の乳搾りから

収入を得ている人が多い。もちろん収入は低い。

 

冬は牛のえさ(草)があまりない

+牛は古い枯れた色のような草はあまり好まない

→えさ食べない、牛乳少ない

→収入を得られない

っていうのが冬の酪農家たちのサイクルらしい。

 

野焼きして、そこに雨が降ったら新しい緑の草が生えだすらしい。

牛はその新しい緑の草を好む。牛がえさを食べれば搾乳量が増える。

だからみんな燃やすんだと。

 

「野焼き」が環境に良くないこと、どれだけの人が

知っているのか定かではないけど、少ない収入を確保する

ための営みの一つが「野焼き」なんやと実感。

 

簡単に「燃やすの禁止にせぇーーー!!」という問題ではないんやと。

今週、ネットのニュースで学生たちが環境問題のデモを

している記事を読んで、何とも言えない違和感にかられて。

headlines.yahoo.co.jp

 

www.nikkei.com

↑合わせて読んでほしい記事たち

 

政府や世界のお偉いさんに働きかけることは間違いなく

必要で、重要なこと。でも、一見、環境破壊と思われる行動の

裏には、みんなが知らんような背景やストーリーが、

そこの人たちの暮らしがあるんやなぁって思った。

(書きながら当たり前のこと言ってるって思った。笑)

 

そこを知って行動するのか、流行りのファッションを

身にまとうようにデモをするのか、全然違うと思った。

(決してデモに参加する人を批判したいわけではないです!)

 

環境保護の観点で、ただでさえ余裕のない生活をしている

人たちが、もっと苦しむことにならないように、

世界が良い方向に動けば良いなぁと感じている!

小さなことからでも実行していきたいなぁと思う。

(こういうふうに見たことを発信すること、

ビニール袋もらわない、とか)

 

日々、いろんなことが学べる田舎ライフも残り9ヶ月!