それいけ!うめちゃん先生

小学校/先生/青年海外協力隊/現職教員でも無給/パラグアイ/教育

自分の中に、小さな変化を感じる

先週末、大きな台風が通り、多大なる被害が出た日本。

未だに死者は増え、避難している人がたくさんいる。

そしてまた今週末、大きな台風がきてると言う。

「便利な生活」のしわ寄せが自然災害として

今、猛威をふるっているのかもしれない。

 

ここパラグアイで、わたしはネットでニュースを読み、

日本で起きていることを追うことしかできない。

「何かしたい!」と思うものの、直接的なことは

難しい。そんな先週の月曜日!(10月14日)

パラグアイではまとまった恵の雨が降り、

(ほんまに今年は雨が少なすぎる問題)

多くの子どもたちが学校に来なかった。

 

と言うのも、パラグアイでは、校区が広すぎて、

みんなバイクや車でおうちの人に送ってもらって

学校に来ている。私の任地は未塗装の赤土の道が多いので、

雨の日やその前後にバイクに乗ろうものなら滑って危ない。

 

もちろん学校に来ない理由はインフラが整っていない

ことだけでなくて、雨の日は学校が休みになっていた

昔の「文化」の名残りもあると思う。

 

そんな雨の日にも頑張って学校に来る子たちがいる。

でも子どもが揃わない日は、先生たちもお休みモード。

だから授業は復習ばかりでつまらない。

(わたしも普段通りの活動はできない。)

 

前から雨の日に頑張って来た子たちが

「今日学校来て良かったー!」って思える日に

したいなぁと思ってて、ついにこの前の月曜日、

来た子たちがそう感じられるようなことができた!

 

台風のこともあり、日本のために「何かしたいなぁ」と

うずうずしてたわたしは、

「今日来た子たちと平和の象徴折り鶴折って、

それで日本国旗作って、がんばれ日本!ってムービーとって、

1つにつなげてSNSにアップしよう!」と思った。 

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みんなでハイチーズ!

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味があって結構すき。

パソコンで台風の写真や動画を見せ、

「みんなの力を貸してほしい!」と言った時の

子どもたちの「もちろん!」という顔、

逞しくて嬉しかったなぁ。

 

せっかくなら、パラグアイの他の教育機関

働くみんなにも声かけて、自分の学校だけじゃない

ムービーができたら…って軽く思って、

教育部会のみんなに声かけたら「送るよー!」と、

締め切り2日以内とかにしたのに、みんな協力してくれて

それもまた嬉しかった。

 

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わたしのスマホかわい子ちゃんであふれてます

あのFacebookにあげたムービーが誰かに少しでも

元気を与えることができたら嬉しいなぁと思う。

 

さて、このへんでタイトルに戻って、

何が「自分の中の小さな変化」なのか、というと、

わたしはもとから「よーしこれやろう!」って先頭に

立って風切っていくようなタイプじゃなくて、

もとからある土台に乗って、その一部を補うタイプ。

 

今回は小さな思いつきやとしても、それを形にできて、

動画も再生回数が1000回を上回った。

嬉しい自分の中の小さな変化だなぁと思う。

そんなふうに自分を認めながら活動できていることが、

この異国でいやにならず楽しみながら活動できている

秘訣かもしれないとか思ったり。

 

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わたしの任地の写真。がんばろううめだ!

いつも心に秘めている「大きな変化より小さな変化の連続」

これは自分に一番言えることやなぁと思う。

軽く考えて、とりあえずやってみるぐらいの気持ちがいい。

 

そんなことに気づかせてくれたあのムービー作りでした。

協力してくれた人、シェアしてくれた人に感謝です。