それいけ!うめちゃん先生

小学校/先生/青年海外協力隊/現職教員でも無給/パラグアイ/教育

底なし沼のようだ、日本の教育界への疑問

日本は年度末ですね。
一年を終えて、無事子どもたちを次の学年に
送り出して、ホッと一息な瞬間。
本当に一年間、お疲れ様でした。

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未だに待ち受け去年もってた子たち

 


さて、最近、日本の教育界への疑問が
深まりすぎて、底なし沼のようなんですね。
その原因は、去年一緒に組んでた後輩が
パラグアイはブラックじゃないんですか?」
と聞いてきたこと。

返答はもちろん、
「ごめん、ブラックのカケラもない。」の一択です。

その理由は、そもそも仕事の捉え方が違う、
こっちの人は生きるために、家族を養うために
先生をしてる。(先生は安定した職、給料も比較的良い)
子どもたちのために、教育を良くするために、
という熱い気持ちを持った教員が多い日本とは
ちょっと違う。(もちろんこっちの人も
その気持ちを持っている人もいる、でも1番は家族、
給料のためなんです!!!)

ある意味、そこまで割り切って働く
パラグアイ人もかっこよく見えてしまう。
(だから教育の質は高くないんやけども)
 
さらに、タイムリーなことに文科省から
「学校における働き方改革に関する取組の徹底について」

www.mext.go.jp


という内容が。長すぎて軽く読んだけど、
「そ、それで?」と思ってしまった。
わたし的に働き方を変えるためには
(えらそうでごめんなさい)
・そもそもやってたことをズバッと辞める
・委託する、仕事を分配するなら人材、お金が必要
2つ目に関することが全く触れられてなかった。
 
仕事量が変わらない「働き方改革」には
きっと限界しかない。個々の仕事の効率化は
もちろん、もうすでに多くの人がそれを意識して
働いてると思うけど。
 
教員のつながりから嬉しいお知らせも
悲しいお知らせも入ってくる。
でもやっぱり悲しいお知らせとか
疑問に思うものが多い。

精神的にしんどくて長休に入るのに、
辞めずに教員でいる人

本当に素晴らしい先生なのに、家庭との両立が
難しく、教職を離れる人
 
子育てと仕事の両立に奮闘してる友だち
 
(もっと書きたいことあるけど、書けない!笑)
 
それぞれの立場があるし、その立場にならな
絶対わからんことは、もちろんたくさんある。
そして、心を病む可能性は誰にでもあると思う。
その可能性がない人は、いないと思う。
 
でも、パラグアイに来て改めて家族で過ごす
時間の良さとか感じるから、パラグアイ人の
心意気「家族第一主義の働き方」に
学びたいと思う。
 
帰ったら積極的に働き方改革したいなぁと思う。
1人でも、したいなぁと思う。

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楽しいことしようよ、だいすき娯楽部
そして、万が一、もう教員はムリと思った
ときのために、生きる術を身に付けたいと思う。
もうムリと思った仕事にすがるのはいやや。
 
それが何なのかはわからへんけど、
スペイン語だってパラグアイの手工芸だって、
何だって成り得ると思う!!
(頑張ります)
 
さぁどっちに転ぶのか、自分。
似たような考えをもった人と日本の教育現場の
労働環境を良くしたいし、はたまた
パラグアイで念のため手に職をつけて帰りたいし。笑
 
だって協力隊後の人生の方がよっぽど長いから。