それいけ!うめちゃん先生

小学校/先生/青年海外協力隊/現職教員でも無給/パラグアイ/教育

これからの教育〜ここの子たちに必要なことって一体?〜

パラグアイは連日38度を超える猛暑!

(雨が降ってちょっと涼しくなった)

いよいよ夏やな〜と。そして、家のシャワーが

水しかでーへんくなった。笑

壊れたわけじゃない。

クーラー×ホットシャワーを同時に使ったら

百発百中ブレーカーが落ちる。それを回避するために

家族が水しか使えへん設定に変えた。

まだ水シャワーは早いやろ。寒いっちゅーねん。笑

でも人間の順応性はすごくて、まぁまぁもう慣れた。笑

 

さて、そんなことはさておき、先週、

「これからの教育〜ここの子たちに必要なことって一体?〜」を

考えさせられた出来事が!というのも、

先輩隊員からこんなメッセージが!!

f:id:umeboshisakita:20191128104813j:plain

そう凛とした空気を纏う大先輩からでっせ〜

わたしは正直あんまり驚かへんくて。

もちろん悲しい現実やなとは思うけど。

小学校で習うことを理解できずに学年上がったら

なぜかその後も基本的なこと理解できてなくても

上がれちゃうっていう。うーん。

 

これはある意味、こんな電卓でできる計算は

自分でできなくても「生きていける」と物語っている。

ここまでくると気持ちいい。

むしろ、「生きていける」だけでなくて、

「起業できている」と思う。

 

ここパラグアイは、会社に雇われて働く(公務員含む)人は

日本と比べて圧倒的に少ない(と思う。)

多くの人が自分で収入源をもって生計をたてていく。

 

その例の一つが、最近始まったズンバ教室!

高校3年生のジュディは自分が得意なことを

活かして、町にはなかったズンバ教室を開講した。

 

高校生から雇われてお金を稼ぐのではなくて、

自分でお金を生み出すことを始める。すごすきるやろ!

彼女だけに限らずきっとパラグアイにはそんな人が

いっぱいいる!ほんますごすぎ!!(2回目!笑)

f:id:umeboshisakita:20191128104938j:plain

ジュディ先生、お世話になってます。

 

そして、全然違う側面やけど、わたしの近所には

ガスがなくて炭で火を起こして料理してる、

冷蔵庫がない家もある。でもみんな携帯・スマホ

もってるよ。流行りのスマホゲームも、SNSもやってるよ。

ますます うーん。

f:id:umeboshisakita:20191128105043j:plain

家から徒歩10分でこの景色。もはや家ないやん。笑

 

ここ2週間、2年生の留年しそうな子達と

補修してるけど、その内容は

「繰り上がりのある足し算と繰り下がりのある引き算」

結局、計算問題が最低レベルでもできないと、

学年は上がれない。

でも、みんな何かしらの「困り」を抱えている子たちで、

この子たちにほんまに必要なことは何やろ?って

頑張る子どもらの姿見ながら思ったりする。

ますます うーーーーん!

 

計算ができることが重要なんじゃなくて、概念さえ理解できたら、

解くためのプロセスをあーやこーや言いながら、

考えて導きだせたら、解くまでのプロセスを

道筋立てて考えることができたら…授業を通して、

人生に活かせる何かの練習になれば…って

やっぱり思考力を育てることかーと思うものの、

基礎学力をすっ飛ばして思考力育てるのも

それはもしかしたら不可能に近いんかもとか思ったりする。

 

て感じで難しいですね。

テクノロジーの発展の速さはすごくて、パラグアイ

テクノロジーな部分と発展してない部分の二極化がすごくて、

色々追いついてない感じがすごい。

それは日本にも言えることかもしれんけど。

 

でも時代と共に教育は変わっていくべきやし、

いろんなことを吸収しながら、イノベーションしていくのも、

教員の魅力的な部分やなぁと思うんです!がんばろ!

ちゃんちゃん!!